来年4月に山形県上山市に開校予定の、不登校の児童・生徒が通う「学びの多様化学校」について、定員20人程度で学ぶ意欲を高める教育内容とする方針であることがわかりました。
これは、23日に山形市で行われた、県や市町村の教育長が集まり情報共有を図る会議で示されたものです。
「学びの多様化学校」は不登校の児童や生徒が通う学校で、来年4月の開校を目指し、上山市で整備が進められています。

上山市 横戸隆 教育長「(定員は)20名程度を予定しているところ。1時間程度通常の登校時間より遅らせることを考えている」

さらに、通常の教科学習の量から1割から2割を減らすことで、学び直しや体験学習の時間に充てて、学ぶ意欲を高める方針も示されました。
県教育委員会によりますと県内の不登校生徒の数は毎年増加していて、2022年度は過去最多となる小中学校合わせて2073人に上り、様々なアプローチが必要になっています。

上山市で整備される「学びの多様化学校」は県内初の試みで、会議に参加した他の自治体の担当者も関心を寄せていました。
この「学びの多様化学校」は今年8月に児童の募集開始を予定しているということです。














