今年度の小学校の教科書は、4年に1度の全面改訂の年で、市教委は、書店に教科書を卸している会社から「例年より遅れると思う」との話を事前に聞いていました。そのうえで、配送を担当する市内4つの書店に対して、始業式までには配布するよう発注したということです。

遅配となったのは、このうち1つの書店で、「教科書が例年より多かったので遅れてしまった」と話しているということです。

今回の事態に対し市教委は、「始業式までに届かないのは過去例がない。例年より遅れることは想定していたが、まさか始業式を超えると思っていなかった」と陳謝。来年度は中学校の教科書改訂もあるため、「遅配の原因については今後書店から詳細を聞き取り、再発防止策などを検討しく」としています。