検索大手グーグルが提供するクチコミサービス。お店などの評価が客側の視線で書かれていて、参考にする方も多いのではないでしょうか。しかし、このサービスで病院やクリニックが風評被害を受けているとして、あす、医師らおよそ70人がグーグルに集団訴訟を起こします。

行きたいお店などの場所をパソコンやスマホのアプリで手軽に調べられるグーグルマップ。

その中で表示されるクチコミ機能を参考にしているという声は街で多くきかれます。

「僕は結構見ますね。やっぱり美味しい店に行きたいから、周りの人の意見があった方が良いかな」
「あまり鵜呑みにはしないが、参考にはしています」


ところが、このクチコミを利用して、病院やクリニックをターゲットに中傷する書き込みが相次いでいるのです。

「もう二度と行きません」
「受付の人のIQが低い」

都内でクリニックを経営するこちらの医師の男性も「門前払いされた」などと、事実と異なる書き込みを掲載された一人です。

クリニック経営の男性医師
「住所を変えられてしまったり、クチコミもあることないこと書かれる。非常に危険な機能だと思い、調べてみればこの他にも多くの人々が勝手に閉業にされたとか」

仲間の医師のもとにはこんな書き込みまであったと話します。

クリニック経営の男性医師
「不必要な薬の処方を希望された方がいて、それをお断りしたところ、それに対して処方してもらえなかったという低い評価のクチコミを書かれた」

グーグルはクチコミについて、▼虚偽やなりすましの内容、▼ヘイトスピーチなど不適切な内容などは禁止する方針を公表していますが、事実と異なるクチコミについては「削除に応じてもらえないケースが多い」と男性は主張します。

クリニック経営の男性医師
「グーグルは誹謗中傷は許さないと公には言うが、実際にはクチコミは取り締まられていない、ほとんど放置されているものが多い。サンドバッグ状態というか、グーグルマップに何を書かれても、(医師は)それに対して弁解することができない」

男性は同じような被害を訴える医師ら70人を集め、あす、グーグルを相手取って集団訴訟を起こすことを決断しました。

クリニック経営の男性医師
「クチコミ対象になるかとか、グーグルマップに掲載されるかどうかとか、何の同意もないまま進められているので。許可を取っていただきたい」

グーグルは取材に対し、「グーグルマップでは不正確な内容や誤解を招く内容を減らすよう努めています」とした上で、今回の集団提訴については「コメントを差し控えさせていただきます」としています。