いわゆる「袴田事件」の再審=裁判のやり直しをめぐる審理で、8月1日、検察側が請求した法医学者2人の証人尋問が行われました。
1966年に静岡県の旧清水市で起きたこの事件をめぐっては、犯人が事件の際に着ていたとされる血液のついた「5点の衣類」が、事件から1年2か月後に、みそタンクの中からみつかり、有罪とする重要な証拠とされてきました。
弁護側は「5点の衣類」の血痕にみられた「赤み」に着目し、「血痕を長期間みそにつけると赤みは残らない」と結論付け、「5点の衣類」は発見前に捏造されたものだと主張。一方で、検察側の実験では赤みが残る可能性があると主張しています。
1日は、検察側が請求した法医学者2人の証人尋問が非公開で行われ、弁護団によりますと、法医学者は「血痕が1年以上みそ漬けされても赤みが残る可能性がある」などと、おおむね検察側の主張に沿った証言をしたという事です。
一方で、弁護団による血痕が黒褐色化していくメカニズムそのものについては、ほぼ反論はなかったとの見方を示しました。
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