2050年には全ての世帯に占める1人暮らしの割合がおよそ45パーセントにのぼり、身寄りがなく1人で暮らす高齢者が急激に増えるという推計を国の研究所がまとめました。
国立社会保障・人口問題研究所は、2050年までの世帯の数や種類などについて推計をまとめました。
その結果、平均の世帯の人数は、2020年の「2.21人」から減少を続け、2033年に初めて2人を下回り、「1.99人」になるということです。全ての世帯に占める「1人暮らし」の割合は、2020年の38.0%から2050年には6.3ポイント増えて、44.3%となります。
また、65歳以上の高齢者が1人で暮らす割合は、2020年から2050年で、▼男性で16.4%から26.1%に、▼女性で23.6%から29.3%となり、特に男性の一人暮らしが増えるということです。
さらに、65歳以上で1人暮らしをする高齢者が結婚をしたことがない割合は、2020年から2050年で、▼男性で33.7%から59.7%に、▼女性で11.9%から30.2%となり、身寄りのない高齢者が急増するということです。
国立社会保障・人口問題研究所は、「地域に日常生活の支援が必要な高齢者が増えるため、支える仕組みを早急に考える必要がある」と指摘しています。
注目の記事
「下着が触れるだけでびりびり」帯状疱疹の恐怖 65歳以上に予防接種開始される どんな人が対象なのか?その費用は…?

【震度6強の地震】初の「後発地震注意情報」を発表 「最悪のケースは3.11」 今後1週間をどう備える?【news23】

水、食料、ガソリン、連絡手段…「1週間の防災対応」でやるべき備え 北海道・三陸沖後発地震注意情報が発表、去年の「南海トラフ臨時情報」発表時から学ぶ対応

【青森県東方沖地震】3メートルの津波って危険なの?津波は海面全体が持ち上がり襲ってくる…「波」と「津波」の違いと、津波が恐ろしい”その理由”

【青森県東方沖で地震】知っておきたい4段階の『長周期地震動』遠くまで伝わるゆっくりとした揺れ

災害用の備蓄品「何日分必要か」実例を紹介 4人家族「飲み水だけで84リットル」他に何が必要か









