大相撲で外国出身で史上初の横綱となった曙太郎さんが、心不全で亡くなったことがわかりました。54歳でした。

突然の訃報に、東海地方でも驚きと悲しみの声が聞かれました。
「えぇ、よくやってるなって。相撲もたいしたもんだけど、プロレスもたいしたもんだなって」
「そうですか。大きい方で(初めて)見たときに、面白い相撲やっていただけるんじゃないかと思った」


ことし7月14日から開催される大相撲名古屋場所を前に、愛知県の大村秀章知事を訪問した元幕内・小城乃花の出羽海親方。
現役時代に対戦した曙さんをこう振り返りました。
(元幕内 小城乃花 出羽海親方)
「(曙さんは強すぎて)相撲にならなかった」


また、人柄については…
(元幕内 小城乃花 出羽海親方)
「気遣いしてくれる優しい力士だった。こんなに早く亡くなると思わずびっくりしている。心からご冥福をお祈りいたします」
約20年前に名古屋場所が開催された際、曙さんが家族と宿泊したという、愛知県稲沢市の旅館は。

(和陽館 酒井章治社長)
「力士のころ、随分昔になりますけど、家族と一緒に泊まっていただいたことがある。相撲の世界とは違って家庭は家庭の、全然イメージが違いましたね。すごく優しい方です。もっともっと活躍できる方なのにもったいないですよね」
