大分市に住む70代男性が、SNS上で知り合った女から投資話を持ちかけられ、およそ358万円をだまし取られる詐欺被害にあったことがわかり、警察が捜査しています。
警察によりますと、今年1月、大分市に住む70代の男性はSNSを通じて知り合った片言の日本語をしゃべる女から「原油の取り引きで儲けないか。円をドルに換えてドルで原油を購入することになる」などと投資話をもちかけられました。
この話を信じた男性は、女から紹介されたウェブサイトに登録後、別の男からの指示で、3月29日から4月9日までの間に、金融機関のATMから相手の口座に6回にわたって計358万円を振り込み、だましとられました。
金融機関の職員が、頻繁に振り込みに訪れる男性を不審に思い、警察に連絡して被害が発覚しました。
SNS型投資詐欺をめぐっては10日、大分市の60代男性も207万円をだまし取られるなど、相次いで発生していて、県警は「SNSで知り合った相手からの投資話は詐欺の手口と思ってください」と、話に乗らないで必ず家族や知人、警察に相談するよう呼びかけています。