新型コロナウイルスについて、福島県内では7月31日、新たに760人の感染が確認されました。感染者数が約1か月ぶりに前週同曜日を下回りましたが、内堀知事は1日に開かれた会見で「依然として極めて厳しい状況が続いている。天井が見えない」と危機感をあらわにしました。

また、会見の中で内堀知事は、7月25日~31日に行った一部の感染者へのゲノム検査で、BA.5系統が71%確認されたことにふれ、「これは2~3週間前の状況の数字で、現在はBA.5にほぼ置き換わりつつあると推測される」と話しました。

病床使用率が50%前後を推移するなか、国が都道府県を支援する「BA.5対策強化宣言」については、「福島県における病床使用率等の状況を踏まえて判断して参ります」と述べるに留まりました。

感染者の内訳は以下の通りです。
郡山市174人、いわき市152人、福島市122人、須賀川市57人、会津若松市42人、伊達市27人、白河市26人、喜多方市18人、相馬市17人、二本松市・西郷村各13人、田村市・会津坂下町各8人、南相馬市・矢吹町各7人、鏡石町・南会津町各6人、只見町・会津美里町・石川町各5人、本宮市4人、国見町・中島村・三春町・小野町各3人、桑折町・川俣町・泉崎村・平田村・浅川町・富岡町・新地町・県外各2人、大玉村・天栄村・北塩原村・西会津町・猪苗代町・湯川村・柳津町・玉川村・広野町・楢葉町各1人。

入院は360人で重症は1人。宿泊療養は419人で、自宅療養は1万2648人。病症使用率は
48.1%となりました。