日銀大分支店は3月の短観を発表し、大分県内企業の景況感は2年ぶりに小幅な悪化に転じたものの、依然、高水準を維持しています。
日本銀行大分支店によりますと「景気が良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を差し引いた業況判断指数は、全産業でプラス23でした。
去年12月の調査から1ポイント減少していて、前回を下回るのは、おととし3月以来、2年ぶりです。
業種別では「製造業」が、プラス10ポイントと前回より6ポイント下がった一方、「非製造業」は、プラス32ポイントで3ポイント改善しました。
日銀大分支店は「予測よりも高い水準で好調を維持している」と評価しています。先行きについては、原材料費や人件費などコストの増加による収益の低下が懸念され、全産業の景況感が悪化すると見通しています。