日本ハンドボール協会は10日、パリオリンピック女子世界最終予選(11日開幕)で、日本代表と同グループのカメルーン代表が、渡航に必要な書類手続きの不備で対戦国がイギリス代表に変わったことを発表した。

前日9日に国際ハンドボール連盟はカメルーン代表が開催国ハンガリーへの渡航に必要な書類手続きを遵守できなかったとし、出場権をイギリス代表に与えることを発表していた。
これに伴い日本代表の第2戦(12日)の対戦相手はイギリスに決定。
同女子代表は開催国枠で出場した2012年ロンドン大会以来、五輪出場は果たしていない。

今回の決定で、日本時間12日にスウェーデン、同13日にイギリス、同14日にハンガリーと、予選ラウンド(トーナメント1)は全て欧州国との対戦になった。
全ての日程で試合時間の変更はない。

世界最終予選は各グループ4チームずつ、3つのグループによる総当たり戦で行われ、それぞれ上位2チーム、計6チームがパリ五輪への出場権を獲得する。女子日本代表“おりひめジャパン”は、初参加となった1976年のモントリオール大会以来、48年ぶりとなる自力での五輪出場を目指している。


【組合せ】

◆トーナメント1
  スウェーデン (世界選手権4位)
  ハンガリー (世界選手権10位)
  イギリス
  日本 (アジア大陸2位、世界選手権17位)
 
◆トーナメント2
  オランダ (世界選手権5位)
  チェコ (世界選手権8位)
  アルゼンチン (パンアメリカン大陸2位)
  スペイン (ヨーロッパ大陸9位)

◆トーナメント3
  ドイツ (世界選手権6位)
  モンテネグロ (世界選手権7位)
  スロベニア (ヨーロッパ大陸8位)
  パラグアイ (パンアメリカン大陸3位)