日本文芸家協会や日本ペンクラブなどの3団体が障害者など誰もが読書を楽しめる環境を整える「読書バリアフリー」について、「表現に携わるものとして、読書環境の整備推進に協力を惜しまない」とする共同声明をきょう発表しました。
「読書バリアフリー」とは、重度障害者や視覚障害者など誰もが読書を楽しめる環境を整えるようにすることを指します。読書環境の整備を国や自治体の責任として定めた「読書バリアフリー法」も施行されていますが、取り組みはなかなか進んでいません。
去年、芥川賞を受賞した市川沙央さんも、著書「ハンチバック」や受賞会見などで「読書バリアフリー」について訴えていました。
きょう、「読書バリアフリー」をめぐって、▼日本文芸家協会と、▼日本推理作家協会、▼日本ペンクラブの3団体が共同声明を発表しました。
声明では「未だに読みたい本を読むために長く待つことを強要されたり、読む手段を奪われたりすることがある」と現状に対し厳しく言及したうえで、「表現にたずさわる者として、出版界、図書館界とも歩調をあわせ、読書環境整備の推進に協力を惜しまない」と表明しました。
日本ペンクラブの落合早苗言論表現委員は「市川さんの発言などをきっかけに、多くの人が『紙』の本だけではない読書環境の必要性に気づかされた。改正障害者差別解消法も施行され、すべての人に表現を届けるためにも、改めて積極的に取り組む必要がある」と話しました。
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