住民の姿も少なくなり、先行き見えにくい…
高岡市伏木地区にある老舗和菓子店・こし村百味堂。液状化により営業が困難となりましたが、96年守り継がれた味を絶やさないようにと、地震の4日後から店の向かい側にある建物で営業を続けています。
3か月が経ったこの日も、多くの客が訪れていました。



客「これ3個とこれ3個で」
店主「3つずつで。ありがとうございます。ご用意します。またいろんな種類作れるようにがんばりますので」

Qこのお菓子の味はいかがですか?
客「文句なしですよ。昔からの老舗で独特の味が出てるんで。私からしたら本当にありがたいです。本当にありがたいです」

地震直後は、断水の影響で作れる商品はわずかでしたが設備の復旧が進み今では季節のお菓子など7割の商品を提供できるようになりました。

一方で、店の前の道路は当時のまま。常連だった地元住民の姿も日に日に少なくなり、今後の営業についても先が見えない状況が続いています。

三代目・越村淳平さん「伏木に住まれているお客さんがちょっとずつこう少なくなってきてるのかなという心配もございます」「伏木ではとは考えているんですけどももとの場所で出来るかっていうのはまだ見通しが立っていない状況ですね」

伏木地区に限らず地震によって地元を離れる住民が増える中、地域の存続を後押しする行政の対策が早急に求められています。
