石田充 アナウンサー
6日(土)のドラゴンズ戦ですね。
天谷宗一郎 さん
土曜日、中継ぎ陣で唯一、開幕7試合目まで投げていなかったピッチャーなんですよ。その森浦投手に話を聞きました。「待っている間、めちゃくちゃ緊張したし、出たら緊張感すごかったです」と。ただ、そんな中でしっかりと1イニング、三者凡退で終わった。というのも、大道(温貴)投手が抹消になって、島内(颯太郎)投手も2試合、ちょっと失点してしまう。中継ぎ陣が強固といわれているんですけれども、そういったところの中で去年、くやしい思いをして、開幕1軍をつかみ取った森浦投手がキャンプ・オープン戦といいものを継続してくれている。この森浦投手の存在は、首脳陣にとって非常に大きい試合になったんじゃないかなというふうに思います。
石田充 アナウンサー
もともとルーキーイヤー、2年目とチームで最も中継ぎで投げたピッチャーで、実績は十分なんですが、去年はなかなか1軍登板が少なかったという中でことし、いい1試合目を迎えたという土曜日のゲームでした。
もう1つあります。最後の最後まで全力だったのは、この人です。
最後の最後まで全力を!
11年目 田中広輔 選手(34)

実況 坂上俊次 アナウンサー(4月6日(土)中日戦)
「4対0、ドラゴンズがリード。次の球を投げました。直球、打った。ファーストへ。はね上がるんですが、ファースト、よく捕る。捕ってからベースカバーのピッチャーに送って、ヘッドスライディング。アウト…」
石田充 アナウンサー
これも6日(土)のゲームですが、田中選手。
天谷宗一郎 さん
ふだんは非常にクールで、自分のやるべきことを淡々とするっていう印象を持ってると思うんですけれども、この田中選手がヘッドスライディングをした。これ、胸を熱くしたファンの方多いんじゃないかなと思うんですよね。で、ヘッドスライディングをしたら勝てるか。勝てないです。けど、こういう姿勢がやっぱり大事なんじゃないかなというふうに思うんです。

田村友里 キャスター
あきらめないぞっていう…
天谷宗一郎 さん
そう。次の日曜日もゼロに終わったんですけれども、やっぱりベテランがこういう思いを持っていると、若い選手にはいいふうに “伝染” しますからこういった思いをもう1回、チームで共有して、また、あした9日(火)から試合をしてほしいなと。
青山高治 キャスター
あそこでいろんなメッセージを感じることができそうですね。
天谷宗一郎 さん
非常にぼくは胸が熱くなったシーンでしたね。

石田充 アナウンサー
4点差の2アウトであのプレーができるという…
天谷宗一郎 さん
高校野球のようなヘッドスライディングでしたから。
石田充 アナウンサー
地元でくやしい週末3連戦にはなりましたが、あすからが去年の日本一・阪神との甲子園3連戦、そのあとがジャイアンツとの3連戦。いずれもビジターです。
天谷宗一郎 さん
非常にタフな試合になると思いますけど、もう一度、ああいう思いをみんなで共有して戦ってほしいなと思います。