■MLB カブス 1-4 ドジャース(日本時間7日、イリノイ州シカゴ リグリー・フィールド)

ドジャースが敵地でカブスに勝利し連敗を阻止。メジャー3度目先発の山本由伸(25)が5回無失点の好投で見事初勝利を手にした。一方、好調のカブスは連勝が「5」でストップ。

大谷翔平(29)は4打数2安打(得点1)で打率は.304と3割台に復帰。今季最長となる3戦連続のマルチ安打をマークした。チームは開幕から10試合連続で「5得点以上」の記録を続けてきたが、この日は勝利も4得点に留まりナ・リーグ新記録には惜しくも届かなかった。

この日は山本がメジャー初勝利をかけ、5回80球を投げ、被安打3、奪三振8の無失点。打線は序盤から得点圏にランナーを進めるも先制ならず。

両チーム無得点のまま迎えた5回、大谷が1死一塁の場面で先発J.ウィックスの2球目シンカーを逆方向のレフト前に弾き返し、技ありの一打を放った。その後、カブスは継投に入ると、バッテリーミスからドジャースが先制し、M.マンシー(33)のタイムリーで3-0とリードした。

援護をもらった山本は、勝ち投手の権利がかかる5回、メジャー最多の球数となる70球を超えたが1死から2番・鈴木誠也(29)を152キロの伸びのあるストレートで空振り三振。毎回の8奪三振をマーク。3番・ベリンジャーもストレートで左飛、10人連続アウトで3イニング連続3者凡退に抑え、マウンドを降りた。

打線は8回にM.ロハスのタイムリーで貴重な追加点を挙げ4-0。山本の初勝利へあとアウト3つとした9回、E.フィリップスが無死二・三塁のピンチを招くと1点を返され完封勝利は逃したが、最後はI.ハップを空振り三振に仕留めゲームセット。ベンチでは初勝利を手にした山本が隣の大谷とハイタッチで喜びを分かち合った。