自民党の裏金問題で「離党勧告」処分を受けた塩谷氏が党の処分を批判し、再審査を請求する方向で検討すると明らかにしました。会見では、岸田総理に対する不満も口にしました。

塩谷氏「(岸田総理が)処分の対象にどうして外れたのか」

言葉の端々に、不満をにじませました。

塩谷立 元文科大臣
「事実誤認の中で処分が下されたということについては、甚だ心外な思いでございます」

自民党・安倍派で座長を務めた、塩谷元文科大臣。2022年、一度は廃止が決まったキックバックの復活を協議していたなどとして、自民党から世耕前参院幹事長とともに「離党勧告」処分を受けました。

5日午後の会見で塩谷氏は、処分を不服として、今後再審査を岸田総理に請求する方向で地元の後援者と相談していくことを明らかにしました。

塩谷 元文科大臣
「政治的・道義的責任を問うなら、党全体の政治的・道義的責任はどうなるんだというところが再審請求のひとつの理由だと」
「(岸田総理が)処分の対象にどうして外れたのかなという思いはあります。何らかの形で総理・総裁の責任というのはあると思います」

岸田総理への今の思いを問われると…

塩谷 元文科大臣
「残念な思いというか、一言あるかなと。『自民党の窮状であってやむを得ずに処分するんだ』と、そういう言葉があれば『はい、わかりました』って言ったかも知れませんね」

国会でも、岸田総理の処分について野党が質しました。

立憲民主党 山岸一生 衆院議員
「総理ご自身は、なぜ処分を免れたんですか」

岸田総理
「最後は、国民と、そして党員の皆さんに御判断いただく。これが自民党総裁としての立場である」

真相解明問われ…「国会で第三者機関を作ることが一番」

上村彩子キャスター:
5日の会見ではこのようなやり取りもありました。

記者から「誰に聞けば(いつ、誰がキックバックを始めたのか)事実関係がはっきりするか」と問われ、塩谷氏は「国会で第三者機関を作ってやることが一番じゃないか」と答えたのですが、塩谷氏がこの発言をするというのはいかがでしょうか。

喜入友浩キャスター:
塩谷氏は安倍派の幹部で、裏金問題の当事者でもありますよね。

上村キャスター:
この発言というのは、自分たちでは真相解明をする能力がないと自ら言っているようなものですよね。今まで私たちは何を見せられていたのかとさえ思ってしまいます。

自民党は処分で幕引きではなく、さらなる実態解明に向け、動くべきだと思います。