広島と長崎で被爆した人の、孫にあたる被爆三世とその家族を写した写真展『生きて、繋いで ―被爆三世の家族写真―』が、新潟市民プラザ ミニギャラリー(新潟市中央区)で始まりました。

【記者レポート】
「写真を見てみると、ご家族の笑顔が印象的ですね」

ギャラリーには、被爆者の孫にあたる「被爆三世」とその家族の写真、8枚が展示されています。

9年前から全国各地で開かれているこの写真展。
新潟での開催は今回が初めてになります。

写真展を企画したのは、広島県出身のプロカメラマン・堂畝紘子さんです。
堂畝さんは、被爆3世の家族およそ100組の写真を撮り続けてきました。

「新潟と原爆とのつながりも含めて、考えるきっかけを作れたらと思って来てみました。戦争からいきなり考えるのではなくで、まず身近な、自分の中の当たり前の日常に1つ、『こういうのが平和かもしれないな』という“きっかけ”を見つけてもらえたらなと…」

会場には、写真のほか、被爆者の体験をつづった手記も展示されています。

この写真展『生きて、繋いで ―被爆三世の家族写真―』は、新潟市民プラザ ミニギャラリーで8日まで開かれた後、10日からは「新潟県民会館」でも開催されるということです。