記者
「救助された人たちは、続々とこちらに運ばれてくるということです」
花蓮県に設置された救助センターには、きょうも観光地「太魯閣」などで孤立していた人が運び込まれていました。
おととい発生した地震で、山間部などでは現在も705人が孤立。ヘリコプターなどによる救助活動が続いています。
こちらの男性は鉱山で作業中に地震が発生。動けなくなりましたが、きのう朝、助け出されました。
鉱山で作業していた男性
「顔と頭にも、あと足も。一番酷いのは頭のけがですね。仕事の時につけていた安全用のヘルメットは落石があたってなくなりました」
地震が起きた時は揺れが大きく、立っていられない状態だったといいます。
鉱山で作業していた男性
「落石に直撃されるかもしれない中で、伏せた姿勢で前に進むしかなかった。(救助を待つ間)ずっと落石の音が聞こえて怖かったです」
「太魯閣」の道路に取り残されたこの男性は無事救出され、母親と再会しました。
救助された男性
「無事だよ。大丈夫、大丈夫」
母親
「息子に会えてとてもうれしい。きのう、一晩中眠れず、食事ものどを通らなかった」
この男性は破壊されたバスや現地の様子を撮影していました。
「落石がまだ続いています、この上も」
山間部ではきょうになって新たに2人の遺体が見つかり、この地震による死者は12人となりました。連絡が取れない人は外国人3人を含む18人にのぼっています。
花蓮では傾いたビルの解体作業なども始まっていますが、依然続く余震に市民からは不安の声も聞かれました。
市民
「こわくて、きのう一日、ずっと家にいました。本当に気持ちが落ち着かないです」
台湾に対しては海外から多くの支援の申し出があり、日本にある台湾の大使館にあたる駐日経済文化代表処にも「募金などで支援したい」などの声が多く寄せられているということです。
一方、こうした動きに中国政府から。
中国 耿爽国連常駐副代表
「国際社会のお見舞いと心配の声に感謝する」
中国の国連代表部によると、常駐副代表はきのう、国際会議で台湾の地震を受けたお見舞いに謝意を示したといいます。
これに対し、台湾外交部は反発。ロイター通信によりますと、「国際社会の認識を操作するために地震を利用する中国の恥知らずな行為を強く非難する」と表明したということです。
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