山口県産の新酒のできを競う鑑評会の表彰式が4日、山口市でありました。

澄川酒造場の「東洋美人」が3つの部門で最優等賞を受賞しました。



酒蔵の技術の向上を図ろうと開かれている新酒鑑評会には、県内の16の酒蔵から119点が出品され、4部門で味や香りのバランスが審査されました。

その結果、澄川酒造場の「東洋美人」が「大吟醸酒」「純米吟醸酒」「純米酒」の3部門で最優等賞を受賞し、県オリジナル酒米「西都の雫」を51%以上使用した西都の雫部門でも特別奨励賞を受賞しました。

澄川酒造場は、11年前の豪雨災害で酒蔵が大きな被害を受け、一時は廃業の危機に立たされましたが、全国からの支援を受けながら復活を果たしました。

澄川酒造場 澄川宜史 社長
「世界でということもありますが、いつまでもこれからも山口県の地酒でありたいという風に思っています」

出品された日本酒は、全般的に香りと味が調和した良好な日本酒だということです。