突然の津波警報に県内は混乱しました。
3日午前、台湾付近を震源とする大きな地震があり与那国島では震度4、津波も観測されました。
3日午前8時58分ごろ、台湾付近を震源とする地震があり、与那国島で震度4、石垣島や西表島で震度3の揺れを観測しました。
震源の深さは23キロ地震の規模を示すマグニチュードは7.7と推定され、台湾では大きな被害が出ています。
沖縄本島地方と宮古島・八重山地方に一時、津波警報が発表され、与那国町久部良では午前9時18分に30センチの津波を観測。

石垣島では午前9時52分に20センチ、宮古島では午前10時50分に30センチの津波を観測しました。
石垣市では正午前の時点で4000人余りが市役所などに避難しました。
避難したお年寄り
「送迎で病院についたとたん、警報が出て、すぐその送迎バスに乗って、ここへ避難したんですよ」
中山石垣市長
「最初の地震よりもさらに大きな余震、また本震がくる場合もありますので、引き続きしばらくの間は、地震などの情報に注意していただきたいと思いますし、これが昼間じゃなくて夜間とかになる場合もありますので、そのあたりも含めて避難できる体制は整えていただきたいなと思います」
県内では本部町で91歳の女性が、浦添市で85歳の男性が、避難中に転倒し頭部にけがをして搬送されたということです。