4月からの制度変更で“1日早く”収穫が必要、鮮度に懸念も

小川キャスター:
新しい物流のルールが始まることで様々な影響が出てくるわけですけれども、ドライバー、依頼主、荷主、そして消費者など、それぞれの立場での受け止めがあると思います。どんな受け止めの声が聞かれますか。

片山薫 記者:
荷主の方の取材をして思ったのは、これまでのスピード配送や毎日店舗に配送するのは、なかなか難しいと感じました。

そういう意味では、意識は少しずつ変わってきているとは感じます。まさに変わる直前というような感じでしょうか。

藤森祥平キャスター:

〈九州→東京 運送の流れの一例
これまで
・1日目朝 収穫・出荷(九州)
・1日目夜~朝、休憩(広島)
・2日目夜、到着(東京)

4月1日~
・前日に収穫(九州)
・1日目朝、出荷(九州)
・1日目夜、フェリーに乗船し休憩(北九州)
・2日目朝、フェリーを降りる(神戸)
・2日目夜、到着(東京)

私の手元に九州産のイチゴがあります。私たちの取材では、九州から東京に運ぶのに、例えばこれまでは、▼お昼に収穫をしてトラックに乗せて運び、その日の夜に広島に着いたらトラックの運転手さんは休憩をするそうです。翌朝になって東京に向けて届けて、その日の夜に到着する。収穫から2日目の夜に届く、というのが従来の流れだそうです。

しかし、4月1日から制度の変更によって、フェリーを使わなければいけなくなるそうです。長時間労働をしてはいけないということです。

▼あらかじめ前日などに収穫をして、別の日の朝に九州で出荷をします。その夜に北九州からフェリーに乗船して休憩します。翌朝に神戸で降り、同じく2日目の夜に届ける、という流れに変わります。

到着は同じですが、朝に出荷するということなので、(前日など)前の段階で収穫をしなければいけない。従来と比べると収穫からさらに1日かかって、消費者の元に届くということになります。

鮮度について、どう思うかですよね。

小川キャスター:
スーパーに行くと全国各地の新鮮なイチゴが同じような価格で並びますよね。それが当たり前だと思ってはいけない、ということですよね。