能登半島地震で田んぼに亀裂が入るなど、大きな被害を受けた石川県輪島市の観光名所・白米千枚田では、田植えに向けた作業が始まりました。
日本海に沿っておよそ1000枚の水田が階段状に広がり、奥能登の名勝地となっている白米千枚田は、「能登の里山里海」として世界農業遺産にも登録されています。
記者
「能登半島地震では千枚田にも至る所に亀裂が入ってしまいましたが、無事だった田んぼでは田起こしが行われています」
きょうは地元の愛耕会のメンバー8人が耕運機を使って、田植えの前に土を掘り起こして乾かす田起こしを進めていました。
メンバーの多くは金沢市へ避難していて、近くの道の駅に作った段ボールベッドで寝泊まりしながら作業に当たっています。
白米千枚田愛耕会 白尾友一代表(60)
「震災当初は田んぼどころではないと、もう考えられなかったが、暖かくなると何かしないといけないという気持ちで動いた」
愛耕会では今年、60枚ほどの田んぼで米作りをしたいとしていて、5月中旬の田植えに向けて作業が続けられます。
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