31日、JR新潟駅の下に新しいバスターミナルがオープンします。バスの乗り方や周辺の交通状況はどう変わるのでしょうか。オープン間近の現場を取材しました。

31日にオープンする新潟駅バスターミナル。開業セレモニーに向け会場の設営が行われていました。

【記者リポート】「新潟駅前の東大通りを進んできて新潟駅にたどりつくこの場所、きょうのところは昼間は進入禁止の看板ですが、ここをバスが通ることになります」

新潟駅の高架化にともない、路線バスが駅の下を行き来できるようになって新たな路線が開設されます。そして駅周辺に分散していたバス乗り場は18のバス停としてターミナルに集まります。

【記者リポート】「このあたりはコーンが置かれていますが、バスから降りる場所、そして道路の反対側、ガラス張りがある場所はバスに乗る場所です」
最も期待されるのが鉄道とバスとの乗り換えのしやすさです。新潟駅の改札とバス停が階段やエレベーターなどでつながり移動時間が短縮されます。

【街の人は】「降りてすぐ(電車に)行けるのは、今後一杯使ってくれる人が増えるんじゃないかと思いました」

Q 「バスを利用する?」
【街の人は】「そうです。車じゃなくてバスか電車か。バスが動いてみないとピンとこないんですけど」
駅の下を通る道路は一般の車は利用できず、バスのみが通れます。

【記者リポート】「バスが斜めに入ってきて出ていく、斜めに入ってきて出ていく、まさにバス専用の道路です」
バスの行き来はスムーズになる見通しですがこんな懸念も…。
【記者リポート】「駅の南北の行き来は階段を通らず、スムーズになりましたが、この駅南であれば、東西方向はこれまでは通れたんですが、これからはバスの道路を渡ることができないので注意が必要です」

代口も南口もこれまで東西方向に行き来できましたが、バス専用道路は横断できません。そのため、離れた横断歩道まで行くか駅の2階を通らなければならないのです。

【街の人は】「正直分かりづらくて、周りをキョロキョロして2階から行ったらつながっていそうだな」
【街の人は】「歩行者が通れるように横断歩道とか設置してくれたら安心して渡れるのかな」

新潟駅周辺整備事務所によりますと、歩行者が通行できるように横断歩道と信号機を設置する構想があったものの「バスの運行に支障があり設置は見送られた」ということです。
バスターミナルのオープンで大きく様変わりする新潟駅とその周辺。これまで使われていた万代口のバスターミナルは30日の午後11時40分発の便でその役目を終えるということです。