「機能性表示食品」と「トクホ」の違いは?
喜入キャスター:
様々な理由でこの商品を手にした人がいると思います。パッケージを見てみると「紅麹コレステヘルプ」というのは、「機能性表示食品」と表記してあります。「悪玉コレステロールを下げる」と書いてあります。

この「機能性表示食品」とは何なのか。「トクホ」ではありません。
▼トクホ:国が効果や安全性を審査
▼機能性表示食品:食品の安全性・機能性の根拠などを消費者庁に届け出て、事業者の責任で表示ができる
小川キャスター:
この「機能性表示食品」というのは“国の審査は必要ない”ということで、国が直接審査をしているわけではない、と。そこの違いというのをご存知でしたか。

トラウデン直美さん:
一消費者として見ていると「トクホ」と「機能性表示食品」があるのはわかっていますが、どういう基準で分けられている、というのは気にすることもないですし、ほとんど知らなかったので、「トクホ」とまでは言わなくても、「機能性表示食品」だとしても一定のチェックというのは必要なのかな、と感じましたし、消費者側も「どういう違いがあるのか」ということを、これを機にしっかりしておく、というのも大事だなと思いました。
斎藤幸平さん:
これは実は、アベノミクスのときにできたわりと新しい分類なんですよね。経済成長のための“第三の矢”として規制緩和が行われ、「トクホ」と違い、企業が簡易審査をやり、一応「効果がある」とうたえば自分で表示できる、ということなんですね。
「トクホ」とは違うので、逆に広告も打ちやすいという中で、ある種、人々が持ってる健康への不安や、痩せたいな、という思いを煽り、たくさん人々に買わせていく、というような“健康ビジネス”に容易になってしまいかねないものなんです。
実際、事後チェックがどれぐらいできていたか、というと十分ではなかった、ということで最終的にはこういう形で健康被害に繋がってしまったわけですから、この制度自体が本当の意味で消費者のために実際にはなってないんじゃないか。場合によってはモラルなき企業の短期的な利益を上げるためだけの道具になり、人々がその犠牲になってしまうような状況というのは、この制度のあり方を含め、私達はもう1回議論しないといけないと思います。
小川キャスター:
今回の小林製薬の「紅麹」について原因はまだ不明ですし、何が起きてるか、というのがこの「機能性表示食品」であることによって引き起こされた問題というのは、現段階では全く言えないわけですが、これをきっかけに制度のあり方について考えていく必要というのはあるかもしれないですね。














