国が地域のブランド食材を認定する地理的表示「GI(ジーアイ)」に、宮城県名取市の特産品「仙台せり」が登録されました。

地理的表示「GI」は、国が地域の特産品の優れた品質を保証しブランド化する制度で、新たに名取市の特産品「仙台せり」が登録されました。

「仙台せり」は江戸時代初期から名取市で栽培されていた記録があり、仙台藩主・伊達政宗がセリの和歌を詠むなどおよそ400年の歴史があります。

地下水を生かして栽培される「仙台せり」は仙台名物の「せり鍋」に欠かせない食材ですが、作業の機械化が難しいことなどから年々、生産者が減少しています。

これを受け生産者らは2019年8月に「仙台せり振興協議会」を立ち上げ、「GI」登録と若手の育成を目指していました。2019年10月の申請から4年5か月を経ての登録となり、県内ではブランドギンザケの「みやぎサーモン」や「岩出山凍り豆腐」などに続き4例目となります。