ロシアのモスクワ郊外で起きた銃乱射テロ事件を受け、フランスのマクロン大統領は25日、過激派組織「イスラム国」がこの数か月でフランスでもテロを計画していたと明らかにしました。

フランスのマクロン大統領は25日、モスクワ郊外で起きた銃乱射テロ事件について、「我々が得ている情報でもテロを扇動し実行したのは、過激派組織『イスラム国』だ」と述べ、犯行声明を出している「イスラム国」によるものだという見方を示しました。

そして、「『イスラム国』はフランス国内でもこの数か月で複数回、テロを企てていた」と明らかにしました。

この夏、パリオリンピックとパラリンピックを控えるフランスではテロ対策が課題となっていて、モスクワ郊外でのテロ事件を受け、全土での警戒レベルを最高水準に引き上げました。