この綱引き大会は両市を盛り上げようと、地域の若手経営者らでつくる企業が主催しました。戦いの舞台は、燕市と三条市にまたがるJR燕三条駅。駅の図面を見ながら、2つの市のちょうど境界に綱のセンターラインを置きます。

【三条チーム】
「三条、絶対勝つぞ!パワー!」

【燕チーム】
「燕、絶対勝つぞ!よっしゃー!」

試合は、30人対30人の3本先取!いよいよ決戦の火ぶたが切られます。

「燕がんばれー!」「三条負けるなよー!」

三条市は、滝沢亮市長も参戦です。

4試合を終えて、勝負は互角。
互いに一歩も譲らず2対2でもつれこんだ最終戦の結果、勝ったのは、三条市でした!

【三条チーム】
「最後の一戦、負けられないと思って、一生懸命綱を引いたんですけど、三条市の強さが出たかなって思います」

【燕チーム】
「燕市民は靴の裏に背油ラーメンの背油がついていて、ぬるぬる床が滑って負けてしまいましたね。来年は三条に勝ちます!」

勝利の証として、「燕」の上に「三条」の文字が刻まれたプレートが1年間、燕三条駅構内に掲げられるということです。

【燕三条綱引き大会 渕岡優介 実行委員長】
「この綱引き大会をきっかけに、今後、未来のこの燕三条が、日本中・世界の方に知ってもらえるような街を(互いに)連携しながらつくっていきたいなと思っています」

長年の“ライバル”関係を越え、綱を通じてつながった三条市と燕市。参加者が誇る熱い地元愛は、両市の未来も明るく照らしてくれそうです。