「紅麹」を使ったサプリメントを販売している小林製薬は、摂取した少なくとも13人に腎疾患などの健康被害が報告されたと明らかにしました。このうち6人が入院したということで、小林製薬は直ちに使用を中止するよう呼びかけました。

小林製薬サプリで健康被害 6人入院 “紅麹”製品

小林製薬 小林章浩社長
「弊社が販売する紅麹コレステヘルプを摂取された方において、腎疾患などが発生していることを受けて成分分析を行った結果、一部紅麹原料に本来想定しない成分が含まれている可能性が判明しました。ご使用をしているお客様に関しては、直ちに使用中止をお願いいたします」

「小林製薬」は「紅麹コレステヘルプ」を摂取した人に腎疾患などが起きたと発表しました。

小林製薬の会見
「中には一時的な透析が必要になった方もいます。症状としては腎臓の機能が悪化しますので、例えばむくみが出るとか尿が出にくくなる」

小林製薬によりますと13人に症状が出て、一時6人が入院しましたが、うち5人はすでに退院し7人が今も通院しているということです。

小林製薬は紅麹コレステヘルプを含む3つの関連製品の自主回収を決めました。
紅麹は麹菌の一種で、コレステロールを下げる効果があるとされています。

自主回収となった3製品はいずれも原料に紅麹が使われていました。

街の人
「私もコレステロールが高めなので、そういうのを使って簡単に下げられるかなって思って」
「出すからにはちゃんとしたものを出していただいて。買えないですよね。『嫌だな』って思っちゃいます」