110年ぶりの新入幕優勝が、23日にも決まる可能性があります。
大相撲春場所、21日に初めて土がついた尊富士は22日、関脇・若元春を破り12勝1敗として初優勝を大きくたぐりよせました。
昭和の大横綱・大鵬と並ぶ新入幕11連勝の記録を作った尊富士。
初めての黒星から一夜明け、22日は関脇・若元春との一番です。
若元春を「寄り切り」で破り12勝1敗、二番手との差は「2」と優勝争いでは1歩リード。
23日は元大関で西前頭筆頭・朝乃山との取組で、尊富士が勝てば、その時点で110年ぶりの新入幕優勝が決まります。
また、仮に負けた場合でも3敗で追う平幕の大の里、大関・豊昇龍がいずれも敗れれば、初の幕内優勝となります。
河村庸市キャスター
「尊富士の活躍を一目見ようと、多くの市民が駆け付けて、地元から声援を送ります!」
尊富士の快進撃に、22日からは急遽、パブリックビューイングが設けられました。五所川原市役所本庁舎には尊富士の祖父、祖母、そして母の3人が駆けつけ、熱い声援を送りました。
尊富士の祖父・工藤弘美さん
「最高だな!明日勝てば優勝が決まるからな。それだけだよ。がんばったよ!夢みたいな話だよな」
尊富士の祖母・工藤洋子さん
「とにかく千秋楽まで待たないと明日勝ってほしいですよね。そうすれば安心ができるね」
23日に優勝が決まった場合、青森県の関取では史上11人目。地元は大いに盛り上がってきています。
尊富士の母・石岡桃子さん
「すごく落ち着いて取っているように見えて堂々としていてびっくりしました。勝つ気満々なのかなと。こんなに応援されているなかで見たので、なにかやってくれるだろうなと思っていました」