■MLB パドレス 15-11 ドジャース(21日、韓国・ソウル)
パドレス・松井裕樹(28)は開幕から2夜連続での登板。7回に4人目としてマウンドに上がり、2戦連続「2番・DH」で先発出場したドジャース・大谷翔平(29)とのメジャー初対決が実現した。
12-8でパドレスリードの7回裏、1死一塁で大谷に打順が回ったところで、松井が登場。初球に投じた137kmの変化球を大谷に振り抜かれたが、打球はフェンス手前で右翼手のグラブに収まり、わずか1球で大谷との対決を制した。その後、2本のヒットを許すなど1点を奪われたが、最後は5番・マンシーを一邪飛に抑えた。松井は2/3回、打者4人に9球を投げ、被安打2だった。松井に失点はつかなかった。
試合後、「今日のほうが落ち着いていた」と振り返った松井。「左バッターのところにっていうのはあったので、なんとなく自分では頭には入ってました」と大谷との対決を想定していたという。本塁打かという大飛球も、1球での大谷斬りに「(球が)思ったところより浮いて高くなってしまったので。今日は球場が広くて助かりました」と安堵した。打席に迎えた大谷の印象は「ホームランバッターなので、すごい気が出てました」と話した。
「形はどうであれ2試合投げれたことが収穫ですし、まだちょっと改善したいなと思う部分もあった。まだ1週間、そこをもうちょっとつめて」と今後へ向け意気込んだ。
前日の初登板は2/3回を投げ打者3人に対し、1四球、1三振の無失点だった。