新しい学校の予定地まで徒歩で1時間半以上→バスの運用を検討
現在、美浜町の小学生は原則徒歩で登下校していて、自宅から学校まで30分ほどかかる児童もいます。しかし、新しく設置される学校の予定地までは徒歩で1時間半以上かかる児童もいるということです。
そのため、町は子どもたちの通学手段として、スクールバスの運用を検討しています。

この統合計画について、子どもたちは?
(児童)
「自分の母校がなくなるのは悲しい」
「うれしいけど、このクラスでずっとやってきたから、みんなとクラスが分かれると、ちょっと不安になります」
「友達をいっぱい増やしたいし、部活も多くなると思うから頑張りたい」

一方、保護者からは…
(保護者)
「子どもがいなくなるという中で、われわれ保護者世代は明るい話かなと思う」
「ちょっと遠くなるから心配かな。移動のこととかバス乗り場がどこになるかとか」
「そんなに悪くはないかなと思っています。バス出してくれるんだったら、そっちの方が安全かな」
「大学の敷地内ということもあって、大学生とのふれあいがどうなのかなって」
「広すぎて防犯的なことが、ちょっと気になる」
保護者からは、期待と不安の両方の声があがります。

統合計画の指揮をとる町長は、子どもの数が減っていく危機感がある中、この教育環境の改革に自信をのぞかせます。
(美浜町 八谷充則 町長)
「住環境、医療環境が整っていて、これで教育環境を整えていけば、もっと見直される地域。これから美浜の街を元気にしていく一つの手法として、教育環境を整えていきたい」
私立大学の中に設置が進む、公立小中7校が統合した一貫校は全国でも「まれ」な存在。
住民の気持ちに沿った改革が期待されます。














