横浜市の機械メーカーの社長らが警視庁公安部に逮捕されたえん罪事件で、勾留中にがんが見つかり亡くなった男性の遺族が国に賠償を求めた裁判で、東京地裁は遺族の訴えを退ける判決を言い渡しました。
「大川原化工機」の元顧問・相嶋静夫さんは2020年、社長らとともに不正輸出の疑いで警視庁公安部に逮捕されました。相嶋さんはその勾留中に胃がんがみつかり亡くなりましたが、その後、社長らとともに起訴を取り消されています。
相嶋さんの遺族は、相嶋さんが勾留中に胃痛を訴えるなどしたにもかかわらず、東京拘置所の医師が適切な医療を受けさせなかったなどとして、国に1000万円の損害賠償を求めています。
しかし、きょうの判決で、東京地裁は東京拘置所側について「治療義務違反はなかった」などと認定し、遺族の訴えを退けました。
注目の記事
びわ湖の水位「-71cm」で“道”や“石垣”現れる 漁師たちは大打撃「次世代が漁をしていけるのかが一番問題」県などに改善求める声

「地域の宝」守りたい 部活動の地域移行が活発化も…全国大会32回出場”名門”マーチングバンドも資金調達に苦戦 富山

「私、見えますか?」画面に現れた制服の男…記者が“ニセ警察官”とLINEビデオ通話で直接対決 その結末は…【後編】

忘年会「参加したい」若者4割の裏で…「行きたくない」50代の切実な理由 昭和を知る上司世代の“ハラスメント”恐怖

「風邪薬」をジュースやスポーツドリンクなどで飲んでも大丈夫? 子供にアイスを混ぜた薬をあげてもいいの?【薬剤師に確認してみた】

新「映像」発見 80年の時を経てゾウの「エリー」が伝える戦争 “戦時猛獣処分” 絵本「ごめんねメリー」原画も展示 熊本【戦後80年つなぐ、つながる】









