日本オリンピック委員会(以下JOC)の理事会が行われ21日に、今年7月に開幕するパリ五輪日本選手団の体制について決議が行われた。選手団団長には、日本陸上連盟会長を務める尾縣貢氏、副団長には柔道日本代表前監督の井上康生氏、同じく元柔道選手の谷本歩実氏、土肥美智子氏の3人が決まった。
さらに、日本選手団に「主将」を置かないことも決定した。JOCはこれまで、五輪に出場する日本選手団の顔として伝統的に「主将」を置いてきたが、当該選手にかかるプレッシャーや、大会前のイベント参加などの負担を軽減するために、廃止すべきという意見が上がっていた。
近年では、21年の東京五輪で陸上の山縣亮太、22年の北京五輪でスピードスケートの高木美帆が「主将」を務めたが、昨年9月に中国・杭州で行われたアジア大会では「主将」を置かない試験的な選手団の編成が行われ、パリ五輪に向けても検討が重ねられていた。廃止について尾縣団長は「世界を見渡しても主将制度をとっているところはない。これまでの主将経験者からもかなりのプレッシャーがあると聞いている。過度な負担なく競技に向かってもらいたい」と述べた。
「主将」を任命しない夏季オリンピックは、1952年のヘルシンキ大会以降で初。なお、「旗手」については、国際オリンピック委員会(IOC)が五輪開会式で男女1人ずつの起用を求めているため、従来通り任命をする予定。
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