アメリカの原子爆弾の開発リーダー、ロバート・オッペンハイマーの人生を描き、ことしのアカデミー賞 最多7部門を受賞した映画「オッペンハイマー」の特別試写会が18日夜、長崎市で開かれました。



広島に続き昨夜、長崎市で行われた特別試写会。被爆地の市民に最初に見てもらうべきだと開催され、招待された学生と公募で選ばれた127人が鑑賞しました。

《一人の天才科学者の創造物が世界の在り方を変えた──その世界に私達はいまも生きているー》

映画「オッペンハイマー」は原子爆弾の開発を指揮した理論物理学者ロバート・オッペンハイマーの半生を描いた映画です。
ナチス・ドイツへの恐怖に駆り立てられながら原爆を作り上げた栄光と歓喜、広島・長崎の市民21万人を殺戮した事実への苦悩、水爆開発に反対したことでスパイ容疑をかけられ没落していく生涯を実話に基づき描きだしています。

上映後のトークイベントには被爆者の朝長万左男さんと、アメリカ政治の専門家前嶋和弘さんが登壇しました。