中国海警局の船が、台湾が実効支配する金門島周辺の海域を2日続けて航行しました。先月起きた漁船転覆事故を機に中国は、この海域でのパトロールを常態化させています。
台湾の沿岸警備を担当する海巡署によりますと、16日、台湾当局が金門島の沿岸に設定し、中国の船が許可なく進入するのを禁じられた「禁止水域」や「制限水域」の内側を中国海警局の船が航行しました。
進入した船は4隻で、海巡署の巡視艇がこの水域を離れるよう、無線で呼びかけるなどしましたが、現地午前9時頃から1時間ほど航行を続けたということです。
中国海警局の船は15日もこの水域を許可なく航行しています。
金門島付近では先月、台湾当局が越境操業の疑いで追跡していた中国の漁船が転覆。漁師2人が死亡しています。
これを機に中国は「法執行力を強化する」と宣言し、問題が起きた海域について「制限は存在しない」と主張。パトロールを常態化させていて、現状変更を画策している可能性もあります。
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