海上保安官の不祥事が相次いでいます。第十一管区海上保安本部などは15日、未成年へのわいせつ行為などで、沖縄県内の海上保安官4人の懲戒処分を発表しました。

このうち中城海上保安部の30歳の男は去年、SNSで知り合った県内の女子高生に対し県内のホテルでみだらな行為をしたり、別の16歳未満の少女に対し体を触るわいせつな行為をしたりした2つの事件で逮捕・起訴され、懲戒免職処分となりました。

また石垣海上保安部の23歳の女はことし1月、石垣市内で基準値の5倍以上のアルコールを帯びた状態で車を運転をしたとして逮捕され、同じく懲戒免職処分となりました。

このほか、宮古島海上保安部では二等海上保安監(55)が出航中の巡視船内で飲酒し減給処分に、第十一管区海上保安本部では一等海上保安正(49)が勤務時間中に官用車でスーパーに立ち寄り缶ビールを購入して飲酒したとして戒告の処分を受けています。

相次ぐ海上保安官の不祥事に、第十一管区海上保安本部の島谷邦博本部長は「現在は職員個々の特性も踏まえ、徹底した個別指導を行い、すべての不祥事防止に徹底して取り組んでいる」とコメントしています。