嘉手納基地に所属するアメリカ空軍の兵士が軍事郵便を利用して合成麻薬を密輸した疑いで、書類送検されました。

麻薬取締法違反の疑いで書類送検されたのは、嘉手納基地所属の空軍兵士で20代の男性3人と女性5人の合わせて8人です。
九州厚生局沖縄麻薬取締支所によりますと、8人は去年、軍事郵便を使って合成麻薬を密輸し所持した疑いが持たれていています。
沖縄地区税関が嘉手納基地内の個人あてに発送された郵便物から、液体状の合成麻薬10グラムから30グラムを発見しました。
8人はアメリカ国内の同じウェブサイトから購入していて、沖縄麻薬取締支所がアメリカ軍と合同で基地内外の8人の自宅を捜索し、合成麻薬を押収しました。
関係者によりますと、麻薬の一部は、日米地位協定で認められている税関の検査を通らない「公用軍事郵便」を利用して密輸されていたという事です。