沖縄本島近海での個体数が減少するなか、カクレクマノミを沖縄でいつまでも見られるようにという持続可能な取り組みを取材しました。

鮮やかな色合いと、身体全体を使ったユニークな泳ぎ方。ディズニーのアニメ映画でも描かれたカクレクマノミはその愛くるしい姿から、世界中にファンが多い、人気の熱帯魚です。
「中の水槽で温度を変えて、どういう風に、海水の上昇に適応していくかということを研究しています」
沖縄科学技術大学院大学=OISTの海洋気候変動ユニットでは、クマノミの生態を調査。地球温暖化による気候変動が、海の生態系にどのような影響を与えるのか研究しています。

クマノミは、ふ化してまもなく海を回遊し、住み着くことができる場所を探索。数匹のグループで一つのイソギンチャクに生息し、長ければ20年ほど、住処を変えることなく暮らし続けます。
しかし、近年、温暖化や乱獲などの影響により、沖縄本島近海での個体数は減少していると言われています。