RCC野球解説者の 天谷宗一郎 さんが監督をしていた「広島カープジュニア」から大きく羽ばたく “スーパー中学生” がいます。“教え子” との再会を天谷さんがレポートします。

RCC野球解説者　天谷宗一郎 さん
わたしが会いに行ったのは、福山市の中学3年生・曽根丈一郎 くん（15）です。

まだ、あどけない笑顔がかわいらしい曽根くんですが、実は去年、侍ジャパンU15代表としてアジア選手権で7打数4安打3打点の活躍をし、準優勝に貢献した “スーパー中学生” です。

わたしがカープジュニアの監督を初めて務めたときに、曽根くん（当時 小6）は選手として一緒にカープのユニホームを着て戦いました。そんな “野球エリート” が、どのような環境で育ったのか ―。家の庭にある練習場におじゃましました。

「今、思えば、うちの親もいつの間にか家に帰ったら、こういうティー（打撃用）のネットを庭に置いてあった。どこも一緒…。だけど、うちにはなかった、こういう手作りの “置きティー（の道具）” があったら、自分でボコボコ打てるし…」

久しぶりに教え子に会ったので、さっそく成長したバッティングを見せてもらいました。

「めちゃくちゃ、いいスイングですね」

このあと、ウェイトトレーニングの様子を見に行ったのですが、そこでもわたしは “感動の再会” を果たします。