アメリカ軍が3月14日午後、嘉手納基地でパラシュート降下訓練を計画していることが分かりました。訓練は原則、伊江島で実施されることになっていますが、嘉手納基地では4か月連続で訓練が計画され、常態化していることから、県や地元自治体は反発しています。
アメリカ連邦航空局の航空情報=NOTAMによりますと、アメリカ軍は14日午後3時半から午後5時までの間、嘉手納基地でパラシュート降下訓練を計画しています。
パラシュート降下訓練について日米両政府は、悪天候など例外的な場合を除き、伊江島補助飛行場で実施することに合意していますが、アメリカ軍は伊江島の滑走路の状態が悪いことを理由に、「例外」として去年12月から3か月連続で訓練を強行しています。

今月、伊江島を視察した県は、滑走路全体が劣化し固定翼機の発着に適していないことなどを確認していて、修復を終えるまで嘉手納基地で訓練を行わないようアメリカ軍に求めていました。
今回訓練が強行されると4か月連続のこととなり、県は13日に沖縄防衛局やアメリカ空軍などに中止を求める方針です。