アメリカの2月の消費者物価の伸び率は3.2%で、市場の予想をわずかに上回りました。

アメリカ労働省が発表した2月の消費者物価指数は、前の年の同じ月に比べて3.2%の上昇で、市場予想の3.1%をわずかに上回りました。

前の月の3.1%からも伸び率は拡大しています。

今回、アメリカのインフレは鈍化しているものの、そのペースは遅いことが改めて示されました。

家計の支出に大きな割合を占める家賃などの「住居費」がプラス5.7%と高い伸びを続けていて、全体の指数を押し上げています。

アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は来週19日と20日に金融政策を決める会合を開きますが、市場では利下げの開始は見送られるとの見方が大勢を占めています。