岩手県は11日、東日本大震災の追悼式を盛岡市で開催しました。県の追悼式はこれまで沿岸の市町村を会場に行われていて、初めての内陸での開催です。
盛岡市のトーサイクラシックホール岩手で行われた追悼式には、土屋品子復興大臣や達増知事のほか、遺族の代表など合わせて300人ほどが参列しました。
県の追悼式を巡っては、これまで会場となっていた沿岸市町村の負担軽減などを理由に県が去年11月、盛岡市で開催することを発表していました。
追悼式では、大船渡市出身で高田高校2年の渡邊翔真さんが震災当時に感じたことや防災で学んだことについてのメッセージを朗読しました。
(渡邊翔真さん)
「そこに住む人の力だけでは乗り越えることのできない脅威である災害に備えるためにも、この人と人とのつながりを日本各地や世界に広げていく必要があることも
分かりました」
1月の能登半島地震などこの13年間も様々な地域で新たな災害が発生していて、追悼式に出席した人たちは東日本大震災の記憶と教訓を次の世代に伝える決意を新たにしていました。
注目の記事
強度行動障害のある28歳息子と初めて離れて暮らす決断 「自分たちが世話が出来なくなる前に」両親はパニックに対応できる施設を6年間探す...届いた「受け入れ可能」のメール

「保険が不正使用されている」記者に詐欺電話 “だまされたふり”続けるとオンラインで事情聴取 警察官姿の犯人が… 詐欺手口の全貌は

爆買いした戦闘機、その後どうなった? 膨張する“防衛費”国民生活への影響は【報道特集】

思春期中学生の10人に1人 朝起きられないのは「怠け」ではない~中高生に増える起立性調節障害~「当事者親子の声」

「骨が折れやすい難病」9歳の少年 YouTubeで出会った“憧れの先輩” 骨が折れても――始まった挑戦と、亡き母の思い

生徒4人に1人がサッカー部 全国大会常連校で起きた〝裸で土下座〟 『いじり』が遠因ないし原因 発生リスクの高い集団とは 調査報告書がまとまる 熊本









