東日本大震災の発生からまもなく13年、今年も氷の上で復興への祈り捧げました。プロフィギュアスケーターの羽生結弦さんが、8日から地元宮城でアイスショーを開催、「希望」をテーマに新たな演技を披露しました。

利府町で開幕した羽生結弦さんのアイスショー、去年に続く2度目の開催で、今年も3.11にあわせ3日間の公演が組まれました。初日の8日は、午後5時の開演を待ちきれない多くのファンが列を作るなど会場周辺は熱を帯びていました。

千葉から来たファン:
「この利府で公演することが羽生さんの震災からの思いが詰まっている。その気持ちが伝わるといいな」
和歌山から来たファン:
「期待以上のものを見せてもらえるのがすごい」
中国から来たファン:
「チャイナ(から来た)。ガンバレー」

午後5時、羽生さんの登場に大きな拍手が沸き起こります。

羽生結弦さんの挨拶:
「僕たちみんなできょうはみなさんに、祈りと応援と希望と、そして困難に立ち向かう勇気をそれぞれのスケーターが表現したい」

羽生結弦さん

震災復興への祈りと希望をテーマに、今年も新たなプログラムを披露した羽生さん、今年で30歳となりますが、変わらない完成度のジャンプとステップ、そして演技力で観客を魅了しました。

公演は10日まで行なわれ、観客動員は延べおよそ2万人が見込まれています。