鹿児島県の屋久島沖で墜落し全世界で飛行が停止されているアメリカ軍の輸送機オスプレイについて、木原防衛大臣は飛行再開に向けた調整を、アメリカ側から打診されたことを明らかにしました。

去年11月、アメリカ空軍のオスプレイ1機が鹿児島県の屋久島沖で墜落し、乗員8人全員が死亡した事故を受けて、アメリカ軍は全世界でオスプレイの飛行を停止しています。
木原防衛大臣
「(飛行再開について)今後具体的に調整を行っていきたい旨の連絡がありました。飛行の安全確保は、日米共通の最優先事項であり、引き続き日米で緊密に連携して対応して参ります」
日本国内に配備されている木原防衛大臣は3月8日にこのように述べ、日本に配備されているアメリカ軍のオスプレイの飛行再開に向けて、アメリカ側から調整を打診されたことを明らかにしました。

これについて玉城知事はー
玉城知事
「できればこのまま飛ばすことなく撤回していただくということが一番だと思いますけれども、まずはその運用するにあたっても、必要最小限度の危険を回避するためにどのような取り組みをしたか、丁寧に説明していただきたいと思います」
玉城知事は、事故原因など県に十分な説明がないまま飛行を再開することがないよう国の対応を注視する考えを示しました。