アメリカ東部・ニューヨーク州は州の兵士ら1000人を投入し、銃犯罪などが急増する市の地下鉄の警備を強化します。一方、隣のペンシルベニア州ではバスに乗ろうとしていた高校生が銃撃されました。

ニューヨーク州知事は6日、市の地下鉄の警備強化のため警官250人を増員するとともに、750人の州兵も投入すると発表。主要な駅の改札で荷物チェックを行うなどの対策を進める方針です。

市の地下鉄では先月も駅のホームで銃撃事件が起き、死者が出ているほか、ニューヨークタイムズによると、今年1月の地下鉄での犯罪件数は去年の同じ時期より45%も増えているということです。

一方、AP通信によると、隣接するペンシルベニア州フィラデルフィアのバス停で6日、車から降りた3人がバスに向け30発以上を発砲。乗り込もうとしていた高校生8人がけがをしました。

現地では2日前にもバス停で銃撃事件があり、1人が死亡しています。