ロシアを訪問しているIAEA＝国際原子力機関のグロッシ事務局長とプーチン大統領が会談しました。ロシア軍が占拠するウクライナのザポリージャ原子力発電所の安全確保についても協議したものとみられます。

ロシア大統領府によりますと、プーチン大統領は6日、ロシア南部ソチでIAEAのグロッシ事務局長と会談し、冒頭で「原子力に関する安全確保について議論し、あらゆる措置を講じる用意がある」と述べました。

これに対し、グロッシ氏は「この会談は非常に重要だ」と応じ、会談ではロシア軍が占拠するウクライナ南部のザポリージャ原発の安全確保についても協議が行われたとみられています。

ザポリージャ原発をめぐっては、これまでたびたび外部電源が一時喪失するなど安全性への懸念が指摘されています。