初戦突破へ…富山出身選手がけん引 

甲子園出場決定から1か月あまりがたち、チームはセンバツに向け急ピッチで調整が進んでいました。

航空石川の主力は富山県出身選手が多く2人の副キャプテンはいずれも県内の選手。高岡市出身の北岡颯之介選手と射水市出身の久々江翔吾選手です。ショートとセンターのレギュラーとして守備で引っ張ります。

チームを支えるマネージャーも高岡市出身です。1年生の横田彩弥さんも甲子園を目指して女子マネージャーがいる航空石川を選びました。

マネージャー(1年・高岡市出身)横田彩弥さん:「ずっと憧れてきた舞台。甲子園なので(開幕が)どんどん近づいてきているので、すごくわくわくしているのと、それに向けてみんなでもっと一つになって頑張っていってほしいなという気持ちがあります」「入学してから1年間過ごしてきた場所だったので、そこが地震にあって被災したっていうのは悲しい気持ちもあるんですけど、自分の地元の富山と石川・輪島の方の気持ちを背負って、全国のみなさんに勇気を届けられるようなプレーを甲子園で全力でしてほしい」

この日は練習が終わると地元のボランティアが「スープカレー」と「おにぎり」をつくってくれ振る舞ってくれました。

北岡颯之介選手(高岡市出身):「たまった疲れがこうやって炊き出しをいただくことによって食べて一気に回復します」

長井孝誠投手(氷見市出身):「練習後に来てくださって自分たちのためにこうやって動いてくださっているので本当に感謝しています」

今も、空いた教室での避難生活が続いています。
慣れない環境でも猶明選手の心を癒しているのが…

猶明光絆投手(氷見市出身):「スヌーピーがベッドにいることで気持ちが楽になります。癒されます」「イヤホンのケースもスヌーピーです」

久々江選手が毎日書いている野球ノートには…。

久々江翔吾選手(射水市出身):「心境を書きました。たくさんの方々に協力していただいて、ここに来て野球ができる。そういう感謝の気持ちを忘れずに野球をしていこうというのを書きました」「今までは甲子園行きたいっていう感じでやっていたんですけど、自分たちがいつもいた石川県で地震が起きて、そのためにも頑張りたいという気持ちがあります」