感染者が増加するにつれて懸念される「コロナ後遺症」。スマホアプリで研究する日本初のプロジェクトを取材しました。
コロナ後遺症に悩む女性(28)
「仕事に復帰したときに咳がすごくでてしまったのと、呼吸が苦しくなってしまったのと、すごく強い頭痛がでてきてしまって」
今年4月に新型コロナウイルスに感染した女性。「コロナ後遺症」のため、看護師の仕事を休まざるを得ない状況だといいます。
コロナ後遺症に悩む女性(28)
「(新型コロナに)かかったときは、私の症状は軽症だったのもあって、“コロナってこんなものか”と思っていたが、実際に後遺症になって何か月も休まなければいけなくなった。(確実な)治療法もなく、今後どのくらいで治るのかもわからない」
上村キャスター
「今、働けていないストレスも感じていますか?」
コロナ後遺症に悩む女性(28)
「(看護師として)やりたいことを見つけた時だった。それが断たれてしまった」
感染者のおよそ5人に1人が経験するという「コロナ後遺症」。悩む声は、2年ほど前からあがっていましたが・・・
大阪大学大学院医学系研究科 忽那賢志教授
「(コロナ後遺症の)治療法に関しては、そもそもまだ病態がよくわかっていない。なぜそういう症状がおこるのか」
上村キャスター
「なかなか後遺症に対しての解明が進まないのは、どんなところに理由があるんでしょうか?」
大阪大学大学院医学系研究科 忽那賢志教授
「後遺症で悩んでいる方のまとまったデータがないのが、よくわかっていない理由の一つ」
そのデータをスマホのアプリで集めようと、忽那教授らは7月、研究プロジェクトを立ち上げました。
どのようにデータを集めるのか?アプリの提供会社に聞くと。
Buzzreach 猪川崇輝CEO
「いわゆるカレンダーがトップにあって、これが『この日答えるアンケートがありますよ』という印になっている。答えていただくことで、僕らはデータ収集をしていく」
患者らはスマホアプリの表示に従って体調など情報を定期的に入力。プロジェクト側からの分析結果や医学情報、自治体からのフォローアップなどを受け取ることができるようになります。
こうした、スマホアプリを使った大規模な「コロナ後遺症」研究は日本で初めてとのこと。
Buzzreach 猪川崇輝CEO
「多ければ多いほど、たくさんのデータをいろんな観点で解析ができるので、できる限り多くの方々に協力をいただきたいと思っています」
この研究について女性は・・・
「後遺症外来も少ないですし、詳しい先生も少ないので、こうやって大きな研究がすすんで、治療が進むということは希望の光」
大阪大学大学院医学系研究科 忽那賢志教授
「日本人の後遺症の特徴というものが明らかになってくると思いますし、どういう治療を受けていれば、ワクチンを何回接種していれば、後遺症になりやすい、なりにくいなど、データが出てくると思う。今後の治療、あるいは後遺症の予防に生かすことができるのではないかと思う」
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