香港政府が制定を目指す「国家安全条例」について、政府は、市民から寄せられた意見の98%以上が、条例に賛同するものだったと発表しました。
香港では現在、中国政府が定めた「香港国家安全維持法」が施行されていますが、香港政府は独自に「国家安全条例」の制定を目指し、条例案の原案を発表していました。
スパイ行為や扇動など「国安法」を補強する内容で、政府によると、先月行ったパブリックコメントには、1万3000件以上の意見が寄せられ、そのうち98.6%が支持する内容だったということです。
5日に中国で開幕した「全人代」に参加した香港の代表団は。
香港代表団
「(条例が成立すれば)香港に存在する安全保障の抜け穴の一部をブロックでき、香港はより安定し、国家安全保障もより良く保証されることになる」
香港では「国安法」により反政府的な言動が禁じられ、既に「言論の自由」が制限されていますが、条例が成立すれば、更に統制が強まるとみられます。
香港政府は今後、出来るだけ早く条例案を議会に当たる立法会に提出し、制定を目指す方針です。
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