3月1日の採用活動解禁日に合わせ、青森市の大学で企業や団体の合同説明会が行われました。学生優位な「売り手市場」が垣間見えます。
青森市の青森公立大学で5日に始まった就活生対象の「合同企業説明会」。
大学3年生に加わり、企業研究に余念のない2年生の姿もありました。
参加したのは、県内外の約190の企業と団体で、学生たちが業務内容や福利厚生の説明に耳を傾けていました。
参加した学生は
「給料の話とか異動や転勤の話も聞いたが、デメリットだけじゃなくメリットもあると実感した」
青森労働局によりますと3月、県内の大学を卒業する学生の就職内定率は、コロナ禍前の水準近くまで回復し、学生優位の「売り手市場」になっています。
このため2025年の採用を見込む企業にとっては、説明会が学生のニーズをつかむ、またとない機会のようです。
参加した企業は
「前の年と比べると学生の応募者数が減ってきているので、こういったイベントの参加を最近では力を入れている」
「売り手市場だからこそ、学生の方が何を求めているのか、ここに対して我々が提供できるものが何なのか。お伝えをしっかりして、ミスマッチが無いように進めていく」
合同企業説明会は6日も行われ、述べ500人の参加が見込まれています。