■メジャーリーグ エンゼルス 1-8 ブレーブス(日本時間23日 トゥルーイスト・パーク)

オールスター明け中8日で“1番・投手”で先発したエンゼルス・大谷翔平(28)、メジャー5年目で初めてブレーブスと対戦、敵地・トゥルーイスト・パークのマウンドも初めて、立ち上がりから気迫十分、1番R.アクーニャJr(24)からスプリットで空振り三振を奪うと2番D.スワンソンからはスライダーで空振り三振と1回から奪三振ショーを見せた。

2回には先頭打者にツーベースを許したが5番T.ダーノウ(33)をスライダーで見逃し三振、6番T.ロザリオ(30)をセカンドゴロ、7番M.オズナにはカウント2-2と追い込むと5球目にはボールとなったが101・2マイル(約163キロ)の自己最速をマーク、最後はサードゴロに打ち取り、無死二塁を無失点に切り抜けた。
3回には圧巻のピッチング、8番代打のO.アーシア(27)をスライダーで空振り三振、9番M.ハリス(21)をスプリットで空振り三振、1番アクーニャJrをカーブで見逃し三振とこの回、全て違う球種で三振を奪った。

大谷を援護したい打線だったが4回に1死満塁の大チャンスを作ったが6番J.ビアー(30)がセカンドゴロでダブルプレーと最悪の展開で無得点となった。

孤軍奮闘の大谷は5回も落ち着いたピッチング、6番ロザリオ、7番オズーナと連続三振を奪うと6回先頭の8番アーシアからスライダーで三振を奪いこの試合10個目の奪三振、これで5試合連続2桁奪三振となり1995年野茂英雄が記録した4試合連続を抜き日本人最長記録を達成した。この回も3人で抑え、2回1死以降15人連続アウトと去年のワールドチャンピオンチームを抑え込んだ。

0対0で迎えた7回、先頭の2番・スワンソンをカウント1-2と追い込んだがここから3球連続ボールで四球、先頭打者を嫌な形で出塁させた。ここでマウンド上の大谷の元に声をかけに行くチームメイトは誰もいなかった。気持ちの切り替え時間が作れない大谷は3番・オルソンの2球目、スプリットが落ち切らずライトへ先制のツーランホームランを浴びた。ここでも大谷に声をかける場面は見られず、4番・ライリーにライト前、5番・ダーノウにもライト前、6番・ロザリオにもライト前タイムリーと3連打で1点を失った。これでようやくコーチがマウンドへ行き、大谷に声をかけた。これでは大谷のリズムは取り戻せず8番アーシアにレフトへスリーランホームランを浴び、大谷は今季ワーストの6失点で降板した。
6回1/3を投げ球数は92球 被安打6 奪三振11 四死球1 失点6で5敗目となった。